助成概要
我が国の美術の振興に寄与する著作の出版費用を援助することにより、優れた研究成果を広く美術研究者ならびに美術愛好者に提供する。(私家本、画集、展覧会の図録、作家の活動記録等は対象外)
- 募集時期
- 年1回(5月31日締切※ )
※5月31日が土日の場合は、その直前の金曜日まで。 - 応募手続
- 5月31日までに申請書を出版社の見積書、契約書等とともに郵送にて提出。
- 結果通知
- 7月下旬〜8月上旬
対象分野
美術史学を中心とする。関連領域である美学、芸術学、考古学、民族学、歴史学等も対象とすることがある。
- 1
- 出版援助
- 申請資格
- (1)申請者の国籍、所属機関、身分に特別の制限はないが、美術史、芸術学もしくは、それに相当する専門領域の大学院博士後期課程在籍者(過去に在籍していた者を含む)以上の学歴及び業績を有するか、またはそれに相当する研究歴及び業績を有する者。
(2)申請及び研究報告にかかる書類の作成や一連の手続を全て日本語で行える者。 - 期間
- 2年間
*助成金受領後2年を経過しても出版されない場合は助成金を返金していただきます。 - 助成金額
- 1件あたりの平均助成金額は110~150万円(2018~2020実績)
- 2
- 出版援助インターミディエイト(研究費用付き出版援助)
- 申請資格
- 次のいずれか1つの要件を満たすもの。
(1)過去10年以内に鹿島美術財団 財団賞・優秀賞(優秀者)を受賞した者。
(2)過去5年以内に当財団の助成を受け、直近5年間で査読付き研究論文2点、もしくは、査読付き論文1点及び学術書(共著を含む)1点を公表している者。
(3)上記(1)、(2)に準ずる者として選考委員が判断した者。
日本学術振興会科学研究費助成事業(科研費)の助成、または他の財団からの助成を受けたうえで、直近5年間で研究論文3点を公表していることが望ましい。 - 期間
- 5年程度(研究期間3年、出版期間2年程度)
*出版援助金受領後2年を経過しても出版されない場合は助成金を返金していただきます。 - 助成金額
- 3年間で300万円(100万円/年)を助成するとともに、3年間の研究期間終了後、改めて審査のうえ出版費用として400万円(上限)を援助する。